抗菌の大切さ

コラム

私たちが普段生活している中では、目に見えていないだけで色々な場面で無意識下にバクテリアやウイルスと接触してしまっています。そのため、感染症の対策としてしっかりと「抗菌」することが大切です。抗菌とは、製品の表面上における細菌の増殖を抑えることを指します。

例を挙げると、台所や浴室で抗菌洗剤を使用することでカビを抑え、抗菌加工された調理器具やまな板が食中毒のリスクを軽減させるなど、衛生面を向上させることができます。また、抗菌加工がされた衣類やタオルは、悪臭の元凶であるバクテリアの発生を抑えるのに役立ちます。

しかし、基本的には適度に手洗いや部屋の清掃を行うなど、抗菌製品にすぐ頼るのではなく、身の回りの環境は適切な方法で清潔に保つことが望ましいです。抗菌製品の過度な使用は抗菌剤への抵抗力を持った「耐性菌」が発生する恐れがあり、耐性菌は抗生物質やウイルス剤が効かない場合がありますので感染症にかかった際の治療が困難になります。

これらを踏まえ、上手く菌に対処するには「バランスを維持する」ことが重要です。生活していく中で病気にならないようある程度の清潔さは大事ですが、自身の抵抗力や免疫力を身に着けるためにも飲食やトイレ後の手洗いやうがい・清掃などの基礎的な部分は習慣化しておくことが、抗菌をする上で最低限必要な行いであり、菌に対して有効的であると言えます。

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